中古住宅を購入した理由|新築ではなく中古を選んだ5人家族のリアルな決断
家を買うなら新築が当たり前
以前の私は、なんとなくそう思っていました。
でも最終的にわが家が選んだのは、築3年の中古注文住宅でした。
しかも、ただ「安いから中古にした」というわけではありません。
家族5人が快適に暮らせる広さ、駅まで歩ける立地、将来売る可能性も見据えた資産性、そして家を買ったあともお金が残ること。
いろいろな条件を整理していった結果、わが家に合っていたのが中古住宅だったのです。
この記事では、わが家が新築ではなく中古住宅を購入した理由を、実体験ベースでまとめます。


結論|わが家が中古住宅を選んだのは「暮らし」と「資産性」のバランスがよかったから
わが家が中古住宅を選んだ理由をひとことで言うと、家族が快適に暮らせて、なおかつお金の面でも納得できる選択だったからです。
新築にはもちろん魅力があります。
新品で気持ちがよく、設備も新しく、見た目もきれいです。
でも、家に大きなお金をかけすぎると、その後の生活に余裕がなくなることもあります。
子ども3人を育てるわが家にとっては、家を買うこと自体よりも、買ったあとに無理なく暮らし続けられることのほうが大切でした。
1. 本を読んで「新築が正解とは限らない」と考え方が変わったから
中古住宅を選ぶきっかけのひとつになったのは、
**『金持ち父さん 貧乏父さん』と『となりの億万長者』**を読んだことでした。
『金持ち父さん 貧乏父さん』で資産の考え方を知った
この本を読んで印象に残ったのは、資産と負債の考え方です。
特に大きかったのは、
「家計からお金が出ていくものをどう捉えるか」
という視点を持てたことでした。
家には夢がありますし、マイホームへの憧れもあります。
でも、その家が本当に自分たちにとってプラスになるのか、それとも家計の負担になりすぎるのかは、冷静に考える必要があると思うようになりました。
『となりの億万長者』で「お金の使い方」の考え方が変わった
もう一つ大きかったのが、『となりの億万長者』です。
この本を読んで印象に残ったのは、本当にお金を持っている人ほど、見栄のために大きなお金を使わないという考え方でした。
私はそこで初めて、
「新築を買うこと自体が豊かさではない」
と考えるようになりました。
無理をして理想だけを追いかけるより、家計や将来の選択肢とのバランスを考えることのほうが大事なのではないか。
そう思うようになってから、家選びの軸が大きく変わりました。
ここが大きな転機でした
- 新築=正解とは限らない
- 家は見栄ではなく、家計とのバランスで考えたい
- 資産性や将来の自由度も大事
- 買ったあとに苦しくならないことが重要
2. 駅徒歩10分・150㎡の広さが欲しかったから
わが家は、子ども3人・夫婦2人の5人家族です。
そのため、家選びで重視したのは「なんとなく広い家」ではなく、家族5人が無理なく快適に暮らせる広さでした。
具体的には、150㎡程度の広さを希望していました。
5人家族には、ある程度の広さが必要だった
子どもが3人いると、成長するにつれて物も増えますし、生活スペースも必要になります。
- 家族全員で過ごせるリビング
- 子どもたちの荷物を置く収納
- 将来的な子ども部屋
- 家事がしやすい動線
- 圧迫感なく暮らせる広さ
こうしたことを考えると、わが家にとっては広さを妥協しないことがとても重要でした。
駅まで歩ける距離も絶対条件だった
もう一つ重視していたのが、駅徒歩10分以内という条件です。
子どもが3人いる生活では、毎日の移動や将来の通学・通勤も見据えて、利便性は大切でした。
だからこそ、車に頼りきりではなく、必要なときに歩いて駅まで行ける距離は大きな安心材料でした。
駅から遠い物件は価格的に魅力があっても、
日々の暮らしや将来の利便性まで考えると、わが家には合わないと感じました。


3. リセールバリューを意識していたから
わが家は、住むための家であると同時に、将来売る可能性も意識して購入しました。
「マイホームは一生住むもの」と考える方も多いと思います。
でも実際には、転勤、家族構成の変化、教育環境の見直し、介護など、将来の状況は変わるかもしれません。
だからこそ、購入時点でリセールバリューをかなり意識しました。
「資産として買える家か」を考えた
『金持ち父さん 貧乏父さん』を読んでから、私は「持ち家をそのまま資産と考えるのは難しいこともある」と考えるようになりました。
特に、自分が住むための家を買う場合は、購入後すぐに大きく値上がりして利益が出るような物件を狙うのは、私の収入や予算では現実的ではないと感じました。
もちろん、エリアによっては価格が上がる物件もあると思います。
ただ、わが家のように無理のない予算で家を探す立場からすると、最初から値上がり益を前提に家を買うのは再現性が低いと判断しました。
「安く買ってすぐ売る」より、納得できる価格で買うことを重視した
次に考えたのは、できるだけ安く買えれば、将来的に売るときも有利になるのではないか、ということでした。
ただ、いかにも割安な物件や条件の良い物件は、動きが早かったり、競争が激しかったりすることも多く、個人の自分が安定して狙えるものではないと感じました。
そのため、私は短期で利益を出すことよりも、自分が納得できる価格で買うことを重視するようになりました。
わが家が納得できたのは「売り急ぎの中古住宅を割安に買う」という考え方だった
その中で、自分の中でいちばん納得感があったのが、売り急いでいる中古住宅を割安に買うという考え方です。
購入してすぐに値上がりすることまでは期待していませんでしたが、
立地や価格のバランスが良く、将来売ることも意識できる物件であれば、数年後に手放すことになっても残債割れしにくい状態を目指せると考えました。
わが家にとっては、投資のように大きな利益を狙うことよりも、
大きく損をしにくく、暮らしにも合っている家を選ぶことのほうが、ずっと現実的でした。
土地価格と建物価格のバランスを見て判断した
わが家が購入したのは、土地価格が約3,000万円の場所に建つ、築3年の注文住宅を4,200万円で購入した物件です。
この価格バランスを見たときに、
「わが家にとっては納得感のある条件だな」
と感じました。
周辺の価格感や、新築の価格水準を考えると、同じ条件を新築で求めれば、わが家にはかなり手が届きにくかったと思います。
そう考えると、この物件を4,200万円で購入できたことは、本当に大きかったです。少し大げさかもしれませんが、奇跡のような出会いだったと感じています。
土地そのものに一定の価値があるエリアで、しかも築浅。
そのため、仮に早い段階で売却することになっても、残債割れしにくい物件ではないかと自分なりに判断しました。
「出口」を考えて買うと気持ちがラクになる
家は買う瞬間だけでなく、将来手放す可能性まで考えておくと安心感が違うと思っています。
わが家がリセールで意識したこと
- 駅から徒歩圏内であること
- 土地の価格がある程度見込める立地であること
- 築年数が浅いこと
- 注文住宅で仕様がよいこと
- 売却時に大きく不利になりにくそうな価格で買うこと
住むための家ではあるけれど、出口も意識して選ぶことで、精神的にもかなりラクになりました。
4. 良い物件が出るまで、辛抱強く待ったから
家探しで意外と大事だと思ったのが、焦って決めないことでした。
わが家は、「そろそろ家がほしいから」という理由だけで安易に新築を買うことはしませんでした。
賃貸に住みながら、条件に合う物件が出るのをじっくり待つことにしたのです。
「今すぐ買わないといけない」と思わないようにした
家探しをしていると、どうしても焦ります。
- 子どもが大きくなる前に決めたい
- 周りが買い始めて気になる
- 良さそうな物件を見ると早く決めたくなる
でも、焦って妥協した物件を買うと、あとから後悔しやすいと思っていました。
だからこそ、わが家は待つ前提で探すことを意識しました。
条件に合う物件が出たときは、すぐ動いた
この物件はSUUMOで見つけました。
条件を見た瞬間に「これは気になる」と思い、すぐに電話をして、翌日に内覧を入れました。
あとから営業担当に聞いたところ、その物件は私がSUUMOで見つける少し前から掲載自体はされていたそうです。
ただ、売主が帰省する都合で、それまでに内覧申込が入っても受けられない状態だったとのことでした。
そのため、実際に内覧したのは私が最初だったそうです。
今振り返ると、このタイミングで見つけられたのは本当に運が良かったと思います。
そして実際に見てみると、立地・広さ・築年数・価格のバランスがとても良く、
わが家が重視していた条件にかなり近い物件でした。
内覧した当日に購入を決めたと聞くと、勢いで決めたように見えるかもしれません。
でも、実際はそうではありません。
それまでに同じ地域で新築注文住宅の見積もりも取っていましたし、
築30年のリノベ済み再販戸建も見ていました。
その比較があったからこそ、この築3年の注文住宅が、立地や状態を考えてもかなり割安に出ていると判断できました。
さらに、営業担当からも売主が早めの売却を希望していると聞いていたため、
価格設定にもその事情がある程度反映されているのではないかと感じました。
もちろん、安い買い物ではないので緊張はありました。
それでも、その場の勢いで決めたのではなく、
事前に相場感を持って比較していたからこそ、納得して即決できたのだと思います。
期限を決めていたから、必要以上にブレなかった
ただ待つだけだと、終わりが見えずにしんどくなることもあります。
そこでわが家は、ひとつルールを決めていました。
それは、
「子どもが小学6年生になるまでに見つからなければ、そのまま賃貸でいこう」
という期限です。
この期限を決めていたことで、
- 無理して買わない
- 条件に合わない物件で妥協しない
- いい物件が出るまで冷静でいられる
というメリットがありました。
「家を買うこと」自体が目的になると、本来の判断軸を見失いやすい。
だからこそ、このルールはわが家にとって大きかったです。
5. 新築を買わなかったのではなく、「中古のほうが合理的だった」
わが家は、新築を否定したいわけではありません。
新築には新築の魅力がありますし、人によっては満足度の高い選択だと思います。
でも、わが家にとっては
- 家族5人に必要な広さ
- 駅徒歩10分以内の立地
- 資産性
- 将来売る可能性
- 家計の余裕
これらを総合すると、新築より中古住宅のほうが合理的だと感じました。
“新築であること”より“条件の良さ”を優先したかった
新品であることには、たしかに価値があります。
でも、そのために大きな金額差が生まれるのであれば、わが家はその差額をどう考えるかを大事にしたいと思いました。
わが家は、「新築であること」よりも「条件の良さ」にお金を払いたいと考えました。
築3年の注文住宅なら、十分きれいで、設備も比較的新しく、暮らしやすさもあります。
それなのに、わが家が探していた条件の中では新築より現実的で、このバランスがちょうどよかったのです。
6. 中古住宅を選んだからこそ、将来のお金も守れると思った
家は人生で大きな買い物ですが、人生には家以外にもお金がかかります。
特にわが家のように子どもが3人いると、今後必要になるお金はたくさんあります。
家以外にも必要なお金
- 教育費
- 習い事
- 食費や生活費
- 車の維持費
- 家電の買い替え
- 旅行や思い出づくり
- 万が一に備える貯蓄
家に予算をかけすぎると、こうした大切なものにしわ寄せがいく可能性があります。
だからこそ、わが家は**「家だけ立派」よりも、「家計全体が安定すること」**を優先しました。
住宅ローンも「家計が安定する形」を選んだ
物件選びだけでなく、住宅ローンをどう組むかも大事だと考えていました。
わが家が選んだのは、35年のフラット35です。
さらに、新3大疾病付機構団信を付けました。
比較していた変動金利では、団信ありで**実効金利0.6%**という選択肢もありました。
数字だけを見ると、そちらのほうが低く見えます。
それでも固定を選んだのは、今後の金利上昇に備えたかったからです。
子ども3人を育てながら、教育費や生活費も見据えて暮らしていくわが家にとって、将来の返済額が読めることは大きな安心材料でした。
さらに、わが家の場合は、**「家族構成と建て方に合わせた組み合わせで金利を引下げ」**できたことが決め手でした。
当時の条件では、**当初5年間は1.24%、次の5年間は1.49%、11年目以降は2.24%**という形で、10年間金利を引き下げられる内容になっていました。
また、付けたのは新3大疾病付機構団信でした。
万が一のことがあったとき、家だけが残ってローンだけが重くのしかかる状態は避けたいという思いがありました。
子どもが3人いるわが家にとって、金利だけでなく、もしもの備えも含めて判断したかったのです。
わが家にとっては、
「一番低い金利を取ること」よりも、「将来の不安を減らせる借り方を選ぶこと」
のほうが大切でした。
お金が残る家を選ぶという考え方
本を読んで学んだことも含めて、私は家選びにおいて
「お金を減らしすぎない家」
を意識するようになりました。
家を買ったことで身動きが取りづらくなるのではなく、
家を買ってもなお、将来の選択肢を持てる状態でいたかったのです。
これは、わが家にとっては中古住宅のほうが実現しやすいと感じました。
わが家が中古住宅を購入してよかったと思うこと
実際に中古住宅を購入して感じるのは、納得して選べた満足感が大きいということです。
なんとなく世間の流れで新築を選んだのではなく、
自分たちで考えて、自分たちの条件に合うものを選べた。
それが何よりよかったと感じています。
わが家がよかったと感じていること
- 家族5人が快適に暮らせる広さを確保できた
- 駅まで歩ける距離を実現できた
- 築浅で状態のよい家を選べた
- リセールも意識して購入できた
- 家計に無理のない買い方ができた
- 住宅ローンも含めて将来を見据えた選択ができた
- 焦って買わなかったことに納得している
こんな人は中古住宅が向いていると思う
わが家の経験からすると、中古住宅はこんな人に向いていると思います。
- 新築に強いこだわりがない人
- 広さや立地を重視したい人
- 予算と条件のバランスを重視したい人
- 将来売る可能性も考えたい人
- 家を買ったあともお金の余裕を残したい人
- 焦らず、納得して物件を選びたい人
逆に、新品であること自体に大きな価値を感じる人には、新築のほうが満足度が高いかもしれません。
大切なのは、世間の正解ではなく、自分たち家族にとっての正解を見つけることだと思います。
まとめ|中古住宅を購入した理由は、家族にとって一番合理的だったから
わが家が中古住宅を購入した理由は、単に価格が安いからではありません。
『金持ち父さん 貧乏父さん』と『となりの億万長者』を読んで、お金に対する考え方が変わったこと。
家族5人が快適に暮らせる駅徒歩10分・150㎡という条件があったこと。
さらに、リセールバリューまで意識して、焦らず物件を待ったこと。
そして、物件だけでなく、住宅ローンの組み方まで含めて家計が安定する形を選んだことも大きかったです。
その結果として、わが家にとっては
「新築を買う」よりも「条件のよい中古住宅を買う」ほうが合理的
という結論になりました。
家選びに正解はありません。
でも少なくともわが家にとっては、中古住宅という選択が、暮らしにも家計にも将来にも合っていたと思っています。
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この記事のポイント
- 本を読んで資産の考え方が変わり、新築一択ではなくなった
- 5人家族に必要な広さと駅徒歩10分の立地を優先した
- 短期的な値上がり益ではなく、納得できる価格と将来の売りやすさを重視した
- リセールバリューを意識して、将来も見据えて物件を選んだ
- 良い物件が出たときはすぐ動き、比較したうえで即決した
- タイミングにも恵まれ、最初の内覧者として物件を見ることができた
- フラット35を選び、返済額の見通しと将来の安心も重視した
- わが家にとっては、中古住宅のほうが合理的だった
